世界遺産の社と国宝の社殿 平成27年・28年 第六十次式年造替

御修繕状況

細殿・神楽殿(重要文化財23年度事業・平成24年3月竣工)
 若宮神社の正面にある建物を拝舎(はいのや)と言いますが、その背後にある横長の建物、手前より三間を細殿(ほそどの)、一間の御廊をはさみ、南側六間を神楽殿(かぐらでん)といい、この3つの建物が1棟として構成されています。

 『春日権現験記』にも描かれていますこの建物では千年前と変わらず、お祭りの時に神楽が奉奏されています。

 創建は若宮神社創建の年である長承4年(1135)、拝殿として造立されたものを、康治2年(1143)に現在の規模・形式に改められたものが最初と言われています。

細殿・神楽殿
 今回の造替工事は平成23年の7月より始められました。数年前から軒先の雨漏りや小動物の侵入による破損に、その度毎に補修工事を行っておりましたが、調査の結果、当初の予想を超えて破損が大きく、特に軒付け部分を中心に屋根小屋組の木部(母屋・桔木・茅負など)にまで及んでおりました為、予定の12月末までは無理なことが分かり、万全を期して工事期間を延長し、年度内一杯の平成24年3月末日、無事修理が完了しました。

 平成17年(2005)、若宮神御出現千年祭に合わせて竣工した若宮神社御本殿の朱色と相俟って、若宮神社周辺は荘厳な雰囲気に包まれています。
素屋根 春日権現験記

三角矢印 造替工事に先立って細殿・神楽殿、そして同時に工事が行われます拝舎に素屋根が掛かり、工事に入ったことを実感させました。

三角矢印 鎌倉時代の絵巻『春日権現験記』「第十巻・林懐僧都事」に、現在と変わらない姿の細殿・神楽殿が描かれています。

社伝神楽を奉奏

三角矢印 現在でも平安時代と変わらず、社伝神楽が奉奏され続けられています。

檜皮 葺き替え

三角矢印 葺師の卓越した伝統技法により、
見事に檜皮が葺き替えられていきます。

完成間近となった細殿 竣工した細殿・神楽殿

三角矢印 甍棟が乗り、完成間近となった細殿。写真左側は拝舎。両社殿の接合部分桧皮葺には高い水準の技術を必要とします。

三角矢印 素屋根が撤去され、竣工した細殿・神楽殿。杜の緑、若宮神社の朱色に溶け込んだ美しい景観が甦りました。

いちのとりい いたくら
一ノ鳥居 (重要文化財/平成19年度) 板倉 (重要文化財/平成24年度)
くるまやどり へいでん
車舎 (重要文化財/平成20年度) 幣殿 (重要文化財/平成25年度)
なおらいでん うつしどの
直会殿 (重要文化財/平成21年度) 移殿(重要文化財/平成25年度)
ちゃくとうでん ねじろう
着到殿 (重要文化財/平成23年度) 捻廊(重要文化財/平成25年度)
ほそどの・かぐらでん ちゅうもん
細殿・神楽殿 (重要文化財/平成23年度) 中門 (重要文化財/平成26年度)
はいのや おろう
拝舎 (重要文化財/平成23年度) 御廊 (重要文化財/平成26年度)
へついどの ほんでん
竈殿 (重要文化財/平成21年度) 本殿(国宝/平成27〜28年度)
さかどの ほうこ
酒殿 (重要文化財/平成23年度) 宝庫(重要文化財/平成28年度)

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