世界遺産の社と国宝の社殿 平成27年・28年 第六十次式年造替

御修繕状況

板倉(重要文化財 24年度事業・平成25年3月竣工)
 この板倉は本社廻廊の西北隅に南を向いて立ち、古くは「御八講蔵」と呼ばれ、法華経を講ずる法会に用いる仏具等を納める蔵でした。正面柱間八間、側面柱間二間の平面となり、東方三間と西方五間とで2つの蔵に分かれ、床の高さ、屋根を段違いにしています。

 古く、鎌倉時代の春日曼荼羅に描かれており、創建は随分と遡るものと思われます。現在の建物は江戸時代初期の寛永9年造替の建物と言われています。

 屋根は“こけら葺き”という薄板を重ねた葺き方がされており、檜皮葺きとはまた異なった趣きのある出来となっています。今回の修理は40年振りとなるこの“こけら葺き”葺き替えを中心としたものとなりました。
板倉
工事前の板倉 素屋根の建設

三角矢印 工事前の板倉。檜皮葺より耐用年数が短いこけら葺は相当に傷みが目立ち、雨漏り寸前の状態となっていました。

三角矢印 本体工事に先立ち、10月より全体を覆う素屋根の建設が始まりました。(写真は北側の様子)

こけら葺き作業 こけら葺き作業

三角矢印 こけら葺き作業の様子。薄板を重ね一枚一枚丁寧に竹くぎで打ちつけていきます。

鳥衾(とりぶすま)瓦 こけら葺き屋根完成

三角矢印 甍棟の両端には獅子瓦が取り付けられますが、春日大社の建造物には伝統的にその上に飛び出した鳥衾(とりぶすま)瓦が取付けられます。

三角矢印 平成25年3月、こけら葺き屋根が見事に完成しました。
いちのとりい いたくら
一ノ鳥居 (重要文化財/平成19年度) 板倉 (重要文化財/平成24年度)
くるまやどり へいでん
車舎 (重要文化財/平成20年度) 幣殿 (重要文化財/平成25年度)
なおらいでん うつしどの
直会殿 (重要文化財/平成21年度) 移殿(重要文化財/平成25年度)
ちゃくとうでん ねじろう
着到殿 (重要文化財/平成23年度) 捻廊(重要文化財/平成25年度)
ほそどの・かぐらでん ちゅうもん
細殿・神楽殿 (重要文化財/平成23年度) 中門 (重要文化財/平成26年度)
はいのや おろう
拝舎 (重要文化財/平成23年度) 御廊 (重要文化財/平成26年度)
へついどの ほんでん
竈殿 (重要文化財/平成21年度) 本殿(国宝/平成27〜28年度)
さかどの ほうこ
酒殿 (重要文化財/平成23年度) 宝庫(重要文化財/平成28年度)

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