年中行事
Annual Events

3月の年中行事一覧

3月10日

10時〜

 辰の立榊式(たつのたてさかきしき)

春日祭の前儀、一之鳥居に大きな榊を立て、境内の清浄さをより高めます。

3月11日

15時〜

 巳の祓式 (みのはらえしき)

春日祭の前儀、春日祭奉仕の神職を最も高い清浄へと導くため神木で祓い清めます。
場所:幣殿

 午の御酒式(うまのみきしき) ※拝観不可

春日祭の前儀、神前で春日祭奉仕の神職が社醸酒を拝載し心身の浄化をはかります。

3月12日

10時

 未の砂置式(ひつじのすなおきしき)※拝観不可

春日祭の前儀、御神前を始め各所を清浄に整えるため、清砂をお供えします。

3月13日

9時〜

 春日祭(かすがさい) ※拝観不可

朝廷主催の祭であり、宮中より天皇陛下のご名代である勅使の参向を仰ぎ、国家の安泰と国民の繁栄を祈ります。
嘉祥2年(849年)に始まったとされ、朝廷より出発した斎女(内侍)が賀茂川で潔斎し、童女等を連れ、更に大臣や神祇官等総勢2000人の行列が祈願のため春日大社へ渡ってこられました。年2回、旧暦の2月と11月の上の申の日が式日であったことから申祭とも呼ばれ、明治に新暦に改められると祭日は現在の3月13日に定められました。三大勅祭(葵祭、石清水祭、春日祭)の一つです。
9時…御戸開之儀
勅使参向に先立ち、宮司が御本殿の御扉を開き奉る儀式を奉仕します。

場所:回廊内各所の建物・二之鳥居からの参道
撮影:松井良浩
撮影:桑原英文

10時…勅使参向之儀

勅使以下斎館を出て、祓戸の儀、着到の儀を経て幣殿・直会殿の作合の座につき、御棚奉奠(みたなほうてん)、 御幣物奉納(ごへいもつほうのう)、御祭文奏上(ごさいもんそうじょう)、神馬牽廻(みうまのけんかい)、 和舞奉奏(やまとまいほうそう)、饗饌(きょうせん)、見参(げざん)、賜禄(しろく)をもって正午過ぎ祭儀が終了します。

3月14日

10時

 戌の小祭(いぬのこまつり)※拝観不可

春日祭の後儀で、摂末社の神々へ神饌を奉る儀式です。

3月15日

10時

 御田植祭(おたうえさい)※拝観不可

長寛元年(1163年)に始まる五殻豊穣を祈る祭典です。

3月15日

11時頃

 御田植神事(おたうえしんじ)

五殻豊穣を祈り、御本社の林檎の庭・榎本神社階下・若宮前の3か所で、八乙女が松苗を植える所作を行う田舞が、 神楽男の奏する田植歌に合わせて奉納されます。

場所:林檎の庭・榎本神社前・若宮前

御田植祭は、平安末期の長寛元年(1163年)より続く神事で、古来1月8日以後の最初の申の日が式日でしたが、 明治5年から現在の日に行われるようになりました。 当日、田主、神楽男、八乙女(御巫)たち奉仕者は若宮前南庭でお祓いを受け、林檎の庭・榎本神社前・若宮前の3か所で田舞の奉納を行います。 これは、田主が鍬を使って耕す所作を行い、牛面をつけた牛男が唐鋤や馬鍬を引いた後、 神楽男の歌と楽器(笏拍子・銅拍子・ササラ・神楽笛)に合わせて八乙女の田植舞が行われます。 この際、早苗に見たてた松苗を用います(枚岡の神が春日の地へ神幸の途中、 白毫寺の宅春日の地で松苗を用い、不作に悩む民を救われた古事に基づく)。この時、八乙女の手によって播かれた稲種は年中夫婦大国社で 霊験あらたかな招福開運金運のお守り「福の種子(ふくのたね)」として授与されています。