年中行事
Annual Events

1月の年中行事一覧

1月1日

0時

 元旦初詣

初太鼓とともに初詣が始まります。

*各種新春のご祈祷も受け付けております

1月1日

5時

 歳旦祭(さいたんさい)、摂末社巡拝 ※拝観不可

年頭に当り世界の平和、国家・皇室の安泰、万物の幸福を祈ります。

1月2日

10時

 日供始式並興福寺貫首社参式
 (にっくはじめしきならびにこうふくじかんすしゃさんしき)

朝夕に国家国民の安寧を祈る日供を、年頭にあたって本年も恙なくご奉仕できるよう祈念し、大神様のご加護を願います。併せて当社とゆかりの深い興福寺の僧侶が、神前にて祈念の読経を行います。
場所:中門下・若宮拝舎
春日大社と興福寺は、藤原氏の氏神・氏寺として古来一体となっていましたが、明治維新により神仏分離が起こり、日常の神前読経は行われなくなりました。これを戦後(昭和25年)に復興し、現在は1月2日に、興福寺の貫首が従僧を従えて御本社(大宮)の中門下にて唯識三十頌ゆいしきさんじゅうじゅを奉唱し、次いで若宮前で般若心経を奉唱します。神仏習合時代の神前読経が偲ばれる珍しい行事です。

1月3日

11時

 神楽始式(かぐらはじめしき)

社伝神楽の奉奏始めに御巫が秘曲である「神おろし」を奏し、また一臈の御巫が「千代まで」を奏して国家の安泰ならびに今年一年間、神楽の奉奏が恙なくご奉仕できるよう祈念します。

場所:中門前

延喜20年(920年)宇多法皇春日御幸の際、国司の藤原忠房が詠じた「珍しな今日の春日の八乙女を神もうれしとしのばざらめや」は、現在も春日の神楽歌としてうたわれ、「拾遺和歌集」の神楽歌の巻にも納められています。春日の社伝神楽は代々歌舞を伝承した神職家の冨田光美(とみたみつよし)によって、慶応の頃から明治初年にかけて熱心に全国へ伝授(神祇官の命をうけて)、香川県の金刀比羅宮、山形県の出羽三山神社、神奈川県の大山阿夫利神社では現在でも大切に伝承されています。

1月5日

7時

南市恵毘須神社例祭(南市初えびす)

南市恵比須神社は、市場の守護神、“えびすさん”で親しまれる福徳神をお祀りする春日大社の末社です。4日は17時より宵宮祭で宵戎として19時頃まで、当日は初戎として終日、南市町衆が作る吉兆笹、また、神職が御祈祷した御守を受け、商売繁盛を祈願する参拝者で賑わいます。
場所:南市恵毘須神社(市内南市町)

1月7日

10時

 御祈祷始式(ごきとうはじめしき)

中臣祓(大祓詞)を奉唱して、国家安泰、皇室と国民の攘災繁栄を祈り、続いて直会殿において、掲げてある春日明神の「鹿島立神影図」に対し、拝礼を行い、狂言が奉納されます。 式後、「中旬の献」と呼ばれる饗膳が参列者に供せられます。
場所:幣殿(儀式)、直会殿(狂言奉納)

中旬の献とは明治25年の御祈祷始式再興以来の呼び名ですが、室町以来の1月7日に行われた三惣官(神主・正預・若宮神主)からふるまわれる「初饗の祝儀」「若菜の祝儀」も加味された料理で、白蒸、小豆粉、ぶりの塩焼き、鯛の刺身などに濁酒を添えたもので、当社の古式神饌を模した直会の食べ物であります。

●五節供
1月7日…御祈祷始式(人日[じんじつ])
4月3日…上巳節供祭
5月5日…菖蒲祭(端午節供)
8月7日…七夕節供祭
10月9日…重陽節供祭

めでたい日ですので、参拝してご祈祷等をお受けになる吉日でもあります。

1月10日

10時

 春日の十日えびす

場所:佐良気神社

佐良気さらけ神社は境内の若宮南側にご鎮座され、商売繁盛の神様として知られる蛭子神(「ひるこのかみ」と呼ばれ、一般にはえびすさんとして親しまれてます)をお祀りし、10時から15時頃まで吉兆笹や御札などを受ける参拝者で賑わいます。また、福娘が参拝者に対して縁起物や御札・御守り等の授与をします。

成人の日

13

 舞楽始式(ぶがくはじめしき)

南都楽所の奉仕により舞楽が奉納されます。これは神々に一年間、無事に舞楽が恙なくご奉仕できるよう祈念する神事です。
場所:林檎の庭

雅楽は7~8世紀ころ大陸各地から伝来したもので、平安期に入って宗教儀礼として芸術的に賞揚されましたが、中世宮廷が衰徴しわずかに京都、四天王寺、南都に伝わります。これを三方楽所といい、特に南都では春日の神事芸能として現在まで伝承されています。

1月下旬

13

 春日の大とんど
 ※13時より祭典を執行、16時30分頃までお焚き上げを受付
 ※開催日は年によって変更あり(雨天時は翌日10時~14時に順延)

小正月の伝統行事である「大とんど」を境内の飛火野で開催。飛火野に火炉(5m×5m、高さ3m)を設置し、正月に神社に持ち込まれた古い御札や御守り、注連縄などを焚き上げ、神様の御加護に対して感謝の祈りを捧げます。当日の会場への直接の持ち込みも可能です。事前に奈良市観光協会にて募集したボランティアにより、ダイオキシンが発生しないよう御守りなどからビニールを除去する分別作業を行い、環境にも配慮した大とんどにしています。

場所:春日大社境内飛火野