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春日大社 神苑 萬葉植物園

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萬葉園について

万葉集に詠まれた植物【万葉植物】を植栽する萬葉園は神苑の中でも国内最古の萬葉植物園として 開園された区画で、現在も開園当時と変わることなく、万葉名で詠まれた植物の8割以上の標本展示園 として作られています。


万葉歌中にこの花の名前が使われており、植物の根っこで紫の色を染めた特殊有効色素成分を含むことから、 古代より染料や薬用として利用され、大切にされてきました。飛鳥・奈良時代の万葉集に始まり、 平安時代の枕草子や源氏物語から近代の宮沢賢治に至るまで数多くの文学作品に登場し、 『日本の伝統文化を象徴する植物』として格別に扱われています。

託馬野(つくまの)に 生(お)うる紫草(むらさき) 衣(きぬ)に染(し)め いまだ着(き)ずして 色(いろ)に出(い)でにけり 笠女郎

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万葉集を象徴する植物
「紫草(むらさき)」
万葉名:むらさき  現代名:ムラサキ


『萬葉植物』といわれる植物は
約180種類の名前で詠まれた植物

萬葉園 by 春日大社

万葉集に詠まれた植物にはそれぞれに万葉名があり、その多くは食用・薬用・衣料・染料、 さらには建築・工芸の材料など、実用的な用途を持つものばかりです。その中には現代名と異なるもの、 また一つの万葉名であっても現代では多数の該当する植物説があり、それらを含めると約300種類の 植物が栽培されています。園内では万葉植物に対する代表的な万葉歌の陶板と植物解説が並んでおり、 これらの植物を保護する大切さを伺い知ることができます。

園内の珍しい植物・希少な植物

金花茶椿(きんかちゃつばき)(花期 4月末)

世界中のツバキ愛好家が夢にまで見た黄色のツバキで「クリサンタ」とも呼ばれています。昭和40年に中国の広西省で自生種が発見され、話題になりました。

御衣黄桜(ぎょいこうざくら)(花期 4月末)

桜の品種の中に「ウコン」と共に2種ある緑の桜です。八重咲きの桜で、最も遅咲きになります。 天皇陛下がお召しになる衣装である「衣黄(いこう)」に敬意を表す『御』の文字が付けられています。

野花菖蒲(花期 6月末)

野花菖蒲 by 春日大社
すべての花菖蒲の原種になる自然の菖蒲で、現在はなかなか見られません。 三重県明和町では天然記念物に指定されています。

むらさき(花期 6〜8月)

古代は、貴族が着用する高位を表す紫色の衣装の染色に使用されました。 名の由来もこの史実によるものですが、現在自然種には西洋種が混ざってきており、 国内に正式な実生種は1000本も無いといわれる貴重な植物です。

半夏生[半化粧](はんげしょう(花期 6〜8月)

半夏生・半化粧(はんげしょう)by 春日大社
水辺に白い根をのばして群生する多年草です。 7月初旬に白い葉をつけることから和名が「半夏生」、 また、葉が半分白く化粧するので「半化粧」の名がつきます。 「片白草(かたしろくさ)」は同様の意味の別名です。

大賀蓮(おおがはす)(花期 7月中旬)

千葉県の弥生時代の遺跡からこの蓮の種子が出土し、 大賀博士により2000年ぶりに発芽させられた蓮です。 この発見で蓮の種子が世界中の植物の中で、最も長寿命であることが証明されました。
大賀(おおが)蓮 by 春日大社

南蛮煙管(なんばんぎせる)(花期 7〜9月)

ススキ・ミョウガ・サトウキビなどの根に寄生する一年生の寄生植物です。 姿・形が南蛮の煙管に似ていることから和名で「南蛮煙管(なんばんぎせる)」と呼ばれ、 姿が何かに思いうなだれているように見えることから付いた万葉名の「思ひ草」が本種を指します。

青蓮(あおはす)(花期 8月中旬)

花びらが白い蓮ではありますが、額片が緑色をしているので、青蓮の名が付きます。 地方によっては天然記念物に指定されているところもあります。
青蓮(あおはす)by 春日大社

園内の名物紅葉 通称 ドーム型モミジ(花期 11月)

園内名物の紅葉 通称 ドーム型モミジ by 春日大社
秋の園内の紅葉の中でも名物になる紅葉で、センダンの幹を取り囲み、 樹形の裏側までドーム型の形で紅葉します。 11月3日の文化の日にはこの紅葉の横にある浮舞台で 「萬葉雅楽会」が催されます。

開花状況や時期は、気候等により変動いたします。


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