境内のご案内
御本社(大宮)回廊内
※番号がついているところをクリックしてください
回廊(重要文化財)
回廊は御本殿やその他主要な建造物の四方を巡る建物です。
南回廊は南門を中心に東西に21メートルづつ広がり、両端は北折れして東西の回廊につながります。
東回廊は約37メートルでほぼ中央に影向門があり東御廊と接する所で終ります。
西回廊は約57メートルで南から慶賀門・清浄門・内侍門があります。
北回廊は27メートルあり、西回廊とのみ接していて御本殿の後ろに廻り込む前で終ります。
東西の御廊の長さが違うのはこのような構造になっているからです。
御本殿 *国宝
撮影:桑原英文
御祭神
第一殿
武甕槌命(たけみかづちのみこと)様
第二殿
経津主命(ふつぬしのみこと)様
第三殿
天児屋根命(あめのこやねのみこと)様
第四殿
比売神(ひめがみ)様
創立:神護景雲2年(768年)11月9日
鎌倉初期に書かれた現存最古の由緒記『古社記』には、四所神殿の創建を奈良時代、 称徳天皇の神護景雲2年(768年)11月9日とされています。藤原永手が左大臣として活躍した時代でした。
ご由緒
春日の神々の御鎮座は奈良朝のはじめ、平城京鎮護のため、まず武甕槌命様を鹿島(茨城県)から 奈良・春日御蓋山頂に奉遷して祭られていましたが、それから数十年後の神護景雲2年に藤原氏の血を引く 女帝、称徳天皇の勅命により、左大臣藤原永手らが現在の場所に神殿を創建して、 さらに香取(千葉県)の経津主命様、枚岡神社(大阪府)に祀る藤原氏の遠祖・天児屋根命様と比売神様の四柱を併祀したのがその始まりとされています。
岩本(いわもと)神社
御祭神
表筒男命(うわづつのおのみこと)様・中筒男命(なかづつのおのみこと)様・底筒男命(そこづつのおのみこと)様 (住吉三神)
御例祭
12月16日
御由来・御神徳
社頭の大杉のお膝元に鎮座するこちらの御社は、中近世一般には「住吉社」と称されていました。春日大社の近世の社務日誌にも、3月13日の春日祭に際し、社司「住吉壇上」に蹲踞すると書かれ、これは現在の岩本神社前の石畳の場所にあたります。
当社蔵『天文二十二年正遷宮記』には「岩本社」とあり、明治初年、同じく当社末社で、奈良高畑丹坂町の住吉社と区別するため、岩本社と復称したと考えられます。古来住吉明神として海神信仰、また歌神信仰があります。
砂ずりの藤
慶賀門を入った所の棚造りの藤で、5月初旬頃に花房が1m以上にも延び、砂にすれるということからこの呼名があります。ノダフジの変種といわれます。
摂関近衛家からの献木と伝えられ、『春日権現験記』にも書かれている古い藤であり、 樹齢700年以上といわれます。
また、境内の萬葉植物園には、『藤の園』があり、20品種/約200本の藤が植栽されており、たいへん豪華に開花します。
[1]御本殿
[2]中門・御廊
[3]内侍殿(移殿)
[4]直会殿
[5]幣殿・舞殿
[6]御手洗川
[7]宝庫
[8]捻廊
[9]特別参拝受付
[10]藤浪之屋
[11]林檎の庭
[12]西回廊
[13]東回廊
[14]南回廊
[15]南門
[16]慶賀門
[17]清浄門
[18]内侍門
[19]多賀神社
[20]風宮神社
[21]椿本神社
[22]岩本神社
[23]大杉・柏槙(真柏)
[24]砂ずりの藤
[25]七種寄木
[26]御蓋山浮雲峰遥拝所
[27]末社参拝所
[28]後殿
春日大社境内における撮影について
(A4サイズ・247KB)