境内のご案内
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春日の杜散歩

2 | 二之鳥居から南門へ

二之鳥居をくぐれば、さらにご神気を強く感じられます。

①車舎・二之鳥居・祓戸神社

②祓戸神社の大イチョウ

③藤の絡む脇道 剣先道

藤鳥居を通って慶賀門へ

④森を縫う祢宜道

⑤着到殿から南門

⑥青龍滝と白藤滝

⑦南門の枝垂桜

車舎(くるまやどり)・二之鳥居・祓戸神社(はらえどじんじゃ)

貴族たちは、車舎に牛車や馬を繋ぎ、ここから先は歩いて参詣しました。二之鳥居をくぐり、鹿の手水所で手水をし、祓戸神社へお参りし、身を清めてからお進みください。

車舎
二之鳥居
祓戸神社

撮影:桑原英文

祓戸神社の大イチョウ

撮影:桑原英文
イチョウは社寺境内に多い木で、奈良公園にも巨木が点在します。このイチョウは、祓戸神社のたたずまいとマッチして、特に黄葉の秋には美しい景観となります。

藤の絡む脇道 剣先道(けんさきみち)

祓戸神社から斜めに分かれる道が剣先道で、分かれ道には扇形に敷石があり、 要の部分の石をよく見ると剣形になっているのでこの名があるとされます。 昔から先端の石は踏んではならないと伝えられています。
春日祭のときは、藤原姓の人はこの道を通り、藤鳥居をくぐって本殿へ進みました。 この名前も、藤原氏ゆかりの藤の花がかかる鳥居だったからでしょう。
現在でも藤の老木の多いところです。 鳥居を抜けた左手石燈籠の後ろにとぐろを巻く太い藤の根が見えます。 蔓は道の上空を横切って向かいの杉に絡みついています。花の季節には遠く離れたところからも白い藤がご覧いただける本殿への近道でもあります。

森を縫う祢宜道(ねぎみち)

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下の祢宜道
二之鳥居から南門までの右側の森には、春日社の神官が住んでいた高畑方面に通じる道が通っていて、 上から、上の祢宜道、中の祢宜道、下の祢宜道と呼び、特に下の祢宜道は、ささやきの小怪の通称で親しまれています。 どの道も馬酔木(アセビ)が多く茂り、イチイガシなどの巨樹も点在する静かな道です。 森を通って、若宮神社、奥の院方面へ行くことも出来ます。
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春日大社が創始された8世紀頃には、御蓋山(みかさやま)の麓から飛火野にかけてイチイガシを 優先種とする照葉樹林が広がっていたと考えられています。
現在も境内にはあちこちに巨樹がたくさん生育していて、幹周り3mを越える33本(平成31年3月時点)が奈良市の指定文化財に指定されています。 上中下の祢宜道にもその巨樹が点在しています。
また、萬葉植物園内では、災害にあって倒れたにも関わらず、その幹が龍の横たわる様の姿でそびえ立つ、 特にめずらしい形態の「臥竜がりゅうのイチイガシ」がご覧いただけます。

着到殿(ちゃくとうでん)から南門(なんもん)

着到殿のあたりから参道は勾配を増して、石段となります。 石段を上ると正面は御蓋山の森となります。 左手が御本殿の正面玄関である南門です。
この辺りは、古い石燈籠も密集しており、春日大社に対し古くから多くの人々が信仰を寄せてきたことを実感される所です。

青龍の滝と白藤の滝

青龍の滝

神道では身を清めるためにも、神様のお供えを作るためにも清浄な水が欠かせません。 水谷川の水を引いて廻廊内をくぐらせた水は、廻廊の一郭にある榎本神社の下から流れ落ちます。 これを青龍の滝と呼んでいます。 明治8年、水が参道の下を横切り、南の岸を流れ落ちるようにし、白藤の滝ができました。 一時は水が流れなくなっていましたが、近年、元の姿に復されました。

南門の枝垂桜

枝垂桜の古木で、燈籠や朱色の南門に花がかかる様は大変美しく、毎年写真を撮りに来られる方も多いスポットです。

春日大社では以下のことを禁止しています
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ペット参入
禁 止
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小型無人機
ドローン禁止
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境内全域
禁 煙